ChemSketchの表示変更のTIPS
- 水素原子を表示する
- ケクレ構造式とロビンソン構造式を切り替える
- 原子に番号をつける
の3つについてです。全部一つのメニューでできるので、操作は簡単。
【水素原子を表示する】
サンプルとして、次の2つの構造式を書きました。
「Tools」>「Add Explicit Hydrogens」(明示的な水素の追加)を選びます。
(Ctrl+Shift+Yキーでもできますよ)
すぐに表示が切り替わります。
描画領域で何も選択していないと、表示されている全部の構造式に適用されます。
特定の構造式を選択している状態でメニューを選択すると、その構造式にだけ水素が表示されます。
「Remove Explicit Hydrogens」で、表示を消すことができます。(Ctrl+Shift+Rキーでもできますよ)
【ケクレ構造式とロビンソン構造式を切り替える】
次は芳香環の表示の切り替えです。
「Tools」>「Show Aromaticity」を選びます。
(Ctrl+Shift+Aキーでもできます)
が
に変わりましたね。
「Hide Aromaticity」で、元に戻すことができます。(Ctrl+Shift+Hキーでもできます)
【原子に番号をつける】
原子への番号付けは次の通り。
「Tools」>「Auto Renumbering」を選びます。
(Ctrl+Shift+Nキーでもできます)
構造式を選択していない状態だと、表示されているすべての構造式に対してと番号が付けられます。構造式を選択していると、その部分にだけ番号が付きます。
一つを選択して番号をつけ、さらにもう一つを選択して番号付けをすると、次のように、それぞれが1から始まるようにすることができます。
番号を消すには、「Clear Numbering」で、元に戻すことができます。(Ctrl+Shift+Lキーでもできます)
ここで、特定の原子だけ選択して、「Clear Numbering」をすると、次のように特定の原子だけ、番号を表示しないようにできます。ただし、番号が付け代わるわけではないので、下記の場合、「6が欠番」となります。
番号は表示された状態で、「Add Explicit Hydrogens」をするとどうなるか。
番号付けは自動的にはされないようです。水素を表示した状態で、「Auto Renumbering」をすると表示されます。