グラフ作成ソフトVeuszで科学的グラフを書く(関数のプロット)― 基本
Veuszでは関数を定義してプロットすることもできます。
- 「Insert」->「Add function」またはツールバーから選択します。
関数のプロット操作 - すると最初は簡単な「y=x」のグラフが表示されます。
デフォルトの表示 -
「Properties」の「Function」のわきにある「..」をクリックすると、関数の入力枠が開きます。簡単な関数であれば「x」の表示されているフィールドに直接入力してもよいです。
関数の記述場所 -
ここに「sin(x)」と入力すると、左側のグラフ表示が変わります。
Sin関数にグラフが変わる -
sin関数だとわかりやすいようにX軸の表示範囲を広げます。ツリーから「x」を選んで、「Max」の数字を「30」にしました。
X軸の表示範囲を変更 -
ガタガタですね。これはプロットのポイントの数が少ないのが原因です。
ポイント数を見るには、ツリーで「function1」を選び「Formatting」パネルで「Steps」を見ます。デフォルトは「50」です。これを「500」にしてみます。
プロットのポイント数を増やす -
わかりやすいようにグリッドを入れましょう。Y軸の「Formatting」で「Grid lines」タブを選択して、目のアイコンをクリックして画面に表示されるようにします。
グリッドの追加 -
「Function」の指定は「y=func(x)」の右辺です。
例えば、「sin(x)」を「sin(20*x)*sin(x)」に変更すると次のようになります。
関数を変更
執筆時点(2023年9月)では、ドキュメントによるとパラメトリックな関数は実装できていないようです。
https://veusz.github.io/docs/manual/introduction.html
に「(parametric functions are not done yet!)」と書かれています。