RedmineベースのRedmine X を使ってみる(14.長期休暇の定義)
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日々の有給休暇ではなく、長期の休暇、たとえば、夏休みなどを登録する方法を見てみます。
メンバーの休暇は、プロジェクト単位の設定ではなく、システム全体の設定となります。一人がプロジェクトを掛け持ちしたり、プロジェクト間を移動したりすることがあるから当然ですね。
ログインした状態(表示している画面はどれでもいいです)で、左上のハンバーガーメニューから「Vacations」を選択します。
すると、(すでに終わったものも含めて)登録されている休暇が表示されます。
さて、今回はユーザー「bradpitt」が夏休みをとることを想定しましょう。8月の最終週にカリブの島に骨休めに行くようです。
リスト下の「NEW」をクリックします。
「User」から「bradpitt」を選択します。
「Start」と「End」の日付をカレンダーから選択します。
終わったら、下の「SAVE」ボタンを押します。
登録が終わると次のようになります。もう一度編集するときは「EDIT」をクリックします。取り消すときは「DESTROY」です。
「LIST」をクリックして、元のリスト画面に戻ります。
正しく登録できていることがわかります。
さて、このように登録された休暇はどのように扱われるのでしょうか?
プロジェクト一覧から「bradpitt」がメンバーとして登録されている「ラスベガス現金強奪」を選びます。
画面上の「チケット」ボタンをクリックしてチケット(タスク)一覧を表示します。
「新しいチケット」をクリックして、新しく定義してみます。
前回ラスベガスでプロジェクトをやってから、まだ1年経っていないので同じラスベガスでやるのは危険かもしれないですが、そろそろ警戒が緩んでいるだろうということで、別なカジノの下見を始めます。実行はまだずいぶん先になるでしょう。
「担当者」の欄を「Brad Pitt」にします。
で、「開始日」と「期日」の設定ですが、彼が夏休みをとっている時間にあえて設定してみましょう。
開始日「8/27」、記述「8/30」です。
「作成」ボタンを押します。
う~む。普通に作成されてしまったか。。。
何かアラートとか出ると期待したんだけどなあ。そこまでの機能は実装されていないようです。
定義した休暇はカレンダーには表示されます。
画面上の「All tasks」をクリックして、全タスクを表示します。
色が薄くて見えにくいのですが、「Vacations」で定義した期間にバーが表示されていて、マウスオーバーすると、そのメンバー名と期間が表示されます。
バーがあることで「おっ、誰か休むのか」と分かるようになります。
使い方としては、プロジェクトマネージャーがタスクをアサインするときに、「Vacations」をみて、定義しようとしたタスクの期間に割り当てようとしていたメンバーが休みをとっていないかを確認する、ということになります。