RedmineベースのRedmine X を使ってみる(6.スケジュールの定義)
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タスク(チケット)の定義の時に、スケジュール(開始日と終了日)を決めてもいいのですが、タスクの前後関係のことを考えると、ガントチャート内で作業をすることのほうが多いと思います。
今回の現金強奪の場合、実行に移す日です。これは、現金が大量に動く日に実施することになるので、その日を完了日とします。現金が動く日は定期的にあり、スケジュール優先で準備不足になるよりは、それぞれのタスクに必要な時間を考えて積み上げ式で考えることにしました(その日のうちに逃げてしまうため、この日がプロジェクト完了日)。
- 実行日の前に行うものとしては、「現地下見」「機材調達」「事前の仕込み」「逃走手段確保」です(「その他」は必要に応じて行うタスクとし、前後関係や事前の担当割り当ては行いません)。
ガントチャート内で、一番時間のかかりそうな「事前の仕込み」のバーの右端にマウスポインターを合わせると「<―>」に変わるので、一旦最初の計画実行日まで、ずるずると右にドラッグします。 - タスクが長期になる場合、ガントチャートの上にある「Zoom level」で「Week」選んで、ガントチャートの表示の単位を「週」にすると引きやすいと思います。
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「現地下見」「機材調達」「逃走手段確保」は、「事前の仕込み」期間内で、作業ができる日を定義します。
一旦、次のようになったとします。
(ガントチャートは、マウスでドラッグすると、左右に日付を動かすことができます) - 「事前の仕込み」は「当日の行動」に必ず続きます。なので、この2つのタスクを繋ぎます。「事前の仕込み」のバーの右にある「〇」から線を伸ばして「当日の行動」の左の「〇」につなぎます。
- 2つのタスクの関係はどのようなものか(Relation type)を定義する画面になります(執筆時点では、まだ日本語になっていない)。今回は、「Precedes/Follows(先行/後続)」を選択します。「Finish to Start(終了後開始)」「Relates(関連)」も選ぶことができ、「Enter delay」では、前のタスクの終了後、何日で次を始めるかを入力します。
- 完了したら、次のように繋がりました。
タスクの前後関係を考える時には、「誰がそれをするのか」も重要(時には、タスクが重ならないように、あるいは負荷が集中しないようにする必要もあるので)なんですが、今の状態だとガントチャートに担当者が表示されていない(マウスを重ねると表示はされます)ので、少し不便な気がしました。
各タスク(行)に担当者を表示する機能は今のところなさそうです。要望しておこう。入れてくれるかどうかは知らんけど。
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