Wolfram 言語実行環境 WLJS がアップデートされた
何日か、WLJSのWebサイトにアクセスできない期間があったのですが、つながるようになってみると、なんと大きくバージョンが上がっていることがわかりました。
おさらいのために。
WLJSというのは、Wolfram Mathematicaで使えるWolfram言語を、Mathematicaを使わずに実行できる環境です。計算エンジンとしては、Wolfram EngineというMathematicaと同じものを使い、独自のユーザーインターフェイスを実装したものです。ドイツにいる研究者が一人で作っています。
(WLJSというのは「Wolfram Language JavaScript」の頭文字だと筆者は思っています)
WLJSのページはこちら
最近まで、WLJS 0.7.0だったわけですが、ついに最初の数字が「0」ではなくなったんです。
最新版はなんと「2.2.2」。一気に飛びました。
まずは、インストーラーのアイコンの色が変わりましたね。
メインの画面はこんな感じになった。
少し洗練された印象があります。
サンプルを見てみますか。
「MathInput.wln」はこんな感じで表示されました。
今回「すごいなー」と思ったのは、グラフ機能の向上。
サンプルの「Plot3D」を見てみると。
この3Dプロットはきっちりと、マウスで回転できたり、マウスホイールで拡大縮小できる。
さすがに、v2というだけあって、使い勝手がすごくよくなっています。