数式の処理だけでは、Wolfram Engine の面白い部分が抜けていると思ったので、今回はもう少し付け加えようと思います。
【オンラインのデータリソースを使う】
まず、データサイエンスという言葉が広く使われるようになってしばらく経ちますが、いざ自分で何かやろうとすると、「そのデータをどうやって集めるのか」という問題になります。
Wolfram Research 社では Mathematica や Wolfram Alpha の購入者が使えるさまざまなデータを提供しています。Wolfram Engine では、このオンラインリソースにアクセスすることができます。
例えば、
とすると、日本の人口が返ってきます。
このデータの難点は、日本に関するデータ少ないというコト。あまり日本では需要がないのか、体系的に集める方法がないのか、いずれにせよちょっと不便。
※データへのアクセスには、コンピューターがインターネットにアクセスできるようになっている必要があります。
【出力される数式の整形】
Jupyterで実行すると、実行結果は下記のような形で出力されます。
これでも十分かもしれないですが、Mathematica では教科書に書かれているようなきれいな(?)数式で表示されます。これに近いものにしたい。
今回の環境では TeX 出力をサポートしているため、次のようにコードの先頭に TeXFormを 記述し、[ ] 内にコードを記述すれば出力を変えることができます。
いい感じですね。
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