グラフ作成ソフトVeuszで科学的グラフを書く(棒グラフ1)― 基本
折れ線グラフは一旦前回で終わり、今回からは棒グラフに入ります。
まずは折れ線グラフの第1回で使ったデータを棒グラフで描画します。
いつも通りデータをインポートしたところから。
- 「Insert」->「Add bar」(ツールバーにも棒グラフのアイコンがある)を選択します。
「Properties」パネルで次のように設定します。
Length(バーの長さ):「y値」
Position(X方向の位置):「x値」 - これでは両端が欠けてうまくありません。「Editing」でX軸を選んで、「Properties」の「Min/Max」を「0/8」とします。
- あと、上も余白が欲しいし、Y軸が0から始まっていない。
なので、Y軸の「Properties」で「Min/Max」を「0/4」に変えたら次のようになりました。
バーの色などは、折れ線グラフのところで説明したように「Formatting」パネルで行います。
データはこれ。都市名
数量
東京
1600
横浜
800
大阪
1000
名古屋
900
神戸
800
福岡
1000
仙台
700
札幌
800
- インポートして、まずは素直に「Add bar」をします。「Length」を「数量」にするとバーは出た。
しかし、X軸に都市名を出すためには、「Positions」に「都市名」がないといけないのだが出てこない。 - ツリーから「x」を選んで、X軸の「Properties」の「Mode」を「numeric」から「labels」に変えます。次に、ツリーから「bar 1」を選んで、「Properties」の「Labels」で「都市名」を選ぶと次のようにできました。
上下左右の余白を調整します。Y軸が600からなのでゼロにします。
Y軸:「Min」を「Auto」から「0」に変更、「Max」を「Auto」から「2000」に変更
X軸:「Min」を「Auto」から「0.3」に変更、「Max」を「Auto」から「8.8」に変更
X軸の「Formatting」で「Major ticks」と「Minor ticks」の目のアイコンをクリックして表示されなくします。
最終結果はこれです。どうでしょうか。
さすがにこの程度のグラフではExcelのほうが簡単にできそうです。