技術屋にゃん兵衛のてくてくらぼ by データウィズ [DataWith]

気の向くままソフトについて書いてます。バリバリエンジニアではないのであくまでも初心者目線で。

Wolfram Mathematica っぽいノートブックを Wolfram Engine と Jupyter で作ってみる(第1話:まえがき)

「ブログはじめ」として、先日から試していた検証を連載形式で書いていきます。

今後は別の興味あるテーマにも少しずつ広げていきたいなあ。

 

数式を処理するプログラミングとしては、以前は商用製品、例えば、MathWorks MATLAB、Wolfram Matheatica、MapleSoft Maple などが使われてきました(仕事で使おうとすると結構高いんでよね)。または、無料で配布されている似たようなソフトである MAXIMA を使っている方もいると思います。

 

しかし、データサイエンスが話題になるにつれて Python を使う人も増えてきていると思います。しかし、ここではあえて Pyhton を使わずに、Mathematica 開発元である Wolfram Research 社が無料で公開(ただ、用途によってはお金がいるようなので注意)している Wolfram Engine を使って Python で使われる Jupyter と組み合わせて使うことにしました。

 

Python でコードを書いていて、時々面倒だと感じるのは import です。データ処理に使う場合、numpy、scipy、matplotlib などいろんなものをインポートしないと動きません。

 

Wolfram Engine では、こういったものをすべてエンジンが持っているので、いきなり関数を書けます。それでも、Mathematica と同等には動かないとこは当然ですよね。製品が売れなくなるわけですから。しかし、グラフィックスの処理などが厳しいですが、数式を処理する分には問題ないかと。

 

で、今回使った環境を書いておきます。

 

  • Windows 10/11 (64 bit)
  • Wolfram Engine 13.1 (Community Edition)
  • Python 3.11
  • Jupyter
  • Wolfram Language for Jupyter

 

上を見て思ったでしょ。「結局、Python を使うんじゃん。」

これは Jupyter をインストールするためなんです。おゆるしを。

 

今日はここまで。

「早く本題に入れよ!」という声が聞こえてきそうですが、、、