技術屋にゃん兵衛のてくてくらぼ by データウィズ [DataWith]

気の向くままソフトについて書いてます。バリバリエンジニアではないのであくまでも初心者目線で。

Wolfram Mathematica っぽいノートブックを Wolfram Engine と Jupyter で作ってみる(第3話:Jupyter インストール)

前回は Wolfram Engine をインストールするところまで書きました。

今日は Jupyter を入れて、Web ブラウザから Python のノートブックを同じ(Mathematica のノートブックに近い)環境を作ります。

ここで Python が必要になってしまうのは、仕方がないか。。。

ただ、今回のシリーズは Python の解説ではないので、Python はすでにインストールされている前提で進行します。ただ、Python でコードを書くことはありません。

 

  1. Windowsのコマンドプロンプトから
    C: \> pip install notebook

    と入力します。
    ※「pip が見つかりません」のようなエラーが出て、pip コマンドが実行できない場合は、パスが通っていない可能性があります。「スタートメニュー」を右クリックし、「システム」⇒「詳細情報」と進み、「システムの詳細設定」の画面を開きます。

  2. インストールが完了したら、コマンドプロンプトで、
    C: \> jupyter notebook
    と入力して起動します。
  3. Webブラウザーが開き、次のような画面が表示されればインストールは完了です。

    Jupyter の画面

ここから本格的に Jupyter と Wolfram Engine を繋いでいきます。

次に必要なものは「Wolfram Langugae For Jupyter」です。次のステップを踏んで進めていきましょう。

  1. 次のWolfram Reseach Inc.のGithubから「WolframLangugaeForJupyter」を選択します。

    Wolfram Research, Inc. · GitHub

  2. 「Code」⇒「Download ZIP」を選択して一式をダウンロードします。
  3. ダウンロードしたアーカイブを解凍し、適当な場所に保存します。
  4. Windows のコマンドプロンプトでこのフォルダまで移動します。そして、次のコマンドを入力します。パスを直接指定すれば済むのですが、確実にするために遠回りをします。
    C:\パス名\> configure-jupyter.wls add
    ずらずらといろいろ表示されますが、エラーなくコマンドプロンプトに戻れば組み込み成功です。
  5. Jupyter Notebook を起動します。
    C: \> jupyter notebook
  6. Jupyter が起動すると、右上の「New」から「Wolfram Language」が選択できるようになっていると思います。

    Wolfram Language のメニュー
  7. インタラクティブな入力モードになります。右上には「Wolfram Language」と表示され、Pythonとは異なることがわかります。

    Wolfram Language 入力画面

セットアップはこれで終了。

次回は実際にいろいろ入力してみます。

 

ではまた。