前回は、ノートブックを作成して、保存するところまででした。
保存したら、次はそれを開く方法を説明する必要がありますよね。ということで、最終回はそれを説明します。
Jupyter が起動しているところから話を始めます。ディレクトリの一覧が表示されているところからです。
- ディレクトリのリストから「Downloads」を選び、「Stats_Text.ipynb」をクリックします(チェックの必要はありません)。
前回の手順でダウンロードしたノートブックが「DOwnloads」フォルダに保存されている前提です。 - Jupyter に読み込まれ、Web ブラウザの新しいタブに、作成したノートブックが表示されます。
これで手順は終わりです。
と、思ったのですが、一つ問題を思いつきました。もし、配布しているときに Jupyter の中でテキストが編集できてしまうと不都合が起きるかもしれない、と。
なので、テキスト部分などを編集できないようにしましょう。
これも比較的簡単。ダウンロードしたノートブックを Windows の OS 側でファイルロックをするだけです。
すると、Jupyterで開いたときに、上部に「read only」と表示され、右上の「Wolfram Language 13.1」と記載されている左側にフロッピーディスクに禁止マークの追加アイコンが表示されます。
このようにロックされていても、In []: に式を入力すれば実行できます。実行しても、結果は保存されません。「Stats_Text.ipynb」は元の状態のままで、再び読み込めば、最初の状態で開きます。
全7回、お付き合いいただきありがとうございました。
入門レベルで Wolfram Language を使って計算する、データ処理をする、などであれば今回の環境は活用してもらえるんじゃないかなあ、と思います。
さて、次は何を書こうか。