RedmineベースのRedmine X を使ってみる(13.ユーザーとグループとロールの関係)
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いろいろ設定していく中で、権限やできることを整理する目的で、「ユーザー」「グループ」「ロール」の関係を一度整理してみたいと思います。
- ユーザー
ログインする個々の人を指している。チケットの担当者として割り当てられる。
「ユーザー」は「グループ」に属することができる。権限などの設定はない。 - グループ
「ユーザー」の集まり。権限などの定義はない。 - ロール
プロジェクトの内での役割の名前(「リーダー」「協力企業」「開発メンバー」などとつけることが多いかな)。権限を定義する。
ここで、「ロール」は何にどのように関連付けるか、というところがややこしい。
この関連付けが適切でないと、ある「ユーザー」でログインしても思った機能が動かなくなります。
さて、「ロール」をどこで割り当てるか。
大切なのは、上位の次の概念です。
- 「ユーザー」「グループ」は、システム全体で使う概念であり、プロジェクトに依存しない
- 「ロール」は、ある特定のプロジェクトにおいてその「ユーザー」「グループ」がどのように関与しているかを定義するもので、プロジェクトに依存する
ここからわかることは、「全体の設定でロールを関係づけるのではなく、プロジェクト単位なんだ」ということがわかります。
今回の「ラスベガス現金強奪」プロジェクトでは次のように設定しています。
プロジェクトを選択して「設定」⇒「メンバー」と進むと、
- そのプロジェクト内で、あるユーザーまたはグループがどのようなロールを持つか
を設定できる画面になります。
例えば、Brad Pittは次のような感じです。
ここで「犯罪スペシャリスト オーシャンズ11から継承」とあるのは、Brad Pittは「オーシャンズ11」というグループのメンバーで、グループに割り当てられている「犯罪スペシャリスト」というロールを引き継いでいるということです。
このプロジェクトにおいて「オーシャンズ11」に割り当てられているロールは次です。
いったんこの関係性を覚えれば、少し楽になると思います。